歯と頭痛の関係

先日、頭痛の症状でお越しになった患者さんへの施術記です。

常日頃、一つの症状に対してあらゆる角度から分析し、できる限り原因を特定し患者さんへお伝えするようにしています。

頭痛には大きく分けて 『緊張型』と『拍動型』 があります。

『緊張型』は首、肩の筋肉の血流が滞り痛みを起こします。

自律神経の『交感神経』が優位になっている状態です。

緊張型頭痛は筋肉の緊張を解き、血流を改善すれば症状が治まります。

『拍動型』は側頭部にある『浅側頭動脈』が心臓の拍動ごとに『三叉神経』に触れ痛みを起こすと言われています。

片側に起こることが多いことから 『片頭痛(偏頭痛)』と言われます。

自律神経の『副交感神経』が優位になっている状態です。

拍動型頭痛は痛みの部位(こめかみ等)を押さえる、あるいは冷却することで症状が落ち着きます。

当院では、緊張型も拍動型も大きく施術の違いはありませんが、後頭部、頚部~肩、肩甲骨、肩甲骨の間を基本に施術します。

どちらの症状であっても多くの場合はこの施術を数回行えば、ほぼ症状が消失します。

しかし先日、この施術でもあまり改善がみられないケースがありましたのでお話しさせて頂きます。

【30歳代 男性】

《主訴》 二ヶ月前より、右側頭部の頭痛発症。

普段肩こりを感じたことはないが、頭痛に伴い気になってきた。

首も同時期に痛みを感じる。

脳神経外科にてMRI撮影、異常なし。

片頭痛様の拍動も感じない。

症状のある右側中心に施術を行いました。

約一ヶ月後二度目の来院。

施術後の状態を確認すると、2~3日は良かったが頭痛自体は変わらずとのこと。

痛みの部位もこめかみよりも少し後ろ、耳の上辺りに強く痛みを感じるとのこと。

そこで、『歯の治療はしてますか?』と伺ったところ、

二ヶ月前に左側にインプラント治療を行ったと返答。

歯の治療時期と頭痛発症の時期が重なり、歯の治療による偏った咀嚼による頭痛ではないかと判断。

右頬に鍼を打つといつもの頭痛が再現され、ここがトリガーポイントとなり頭痛を起こしていたと結論づけました。

施術後明らかな痛みの減少がみられ、納得され笑顔でお帰りになりました。

今回のケースは、最初のカウンセリングには一切出てこなかった『歯の治療』を導きだせたことが良い結果に繋がりました。

頭痛症状をお持ちの方の中には、頭部、首肩を施術しても中々改善されないという方もいらっしゃると思います。

そのような症状でお困りの方は一度ご自身の『噛み合わせ』を疑ってみてはいかがでしょうか?

しんきゅうコンパス 頭痛

コメント


認証コード1104

コメントは管理者の承認後に表示されます。