運動器系体表解剖セミナーB ②-2

前回に続いて、体表解剖セミナー二日目です。

11月25日(日)

二日目は膝から下の『下腿』です。

Aコースでは指を動かす筋肉が多い前腕の触察・投影に相当苦労しましたので、足の指が絡む下腿部には相当の覚悟を持って望みました。

まずは、腓骨頭、外果、腓骨前縁遠位1/3、第5中速骨粗面、脛骨前縁中央1/3、脛骨粗面外側縁、脛骨外側顆下縁を投影します。

最初の筋は『前脛骨筋』『長趾伸筋』『第三腓骨筋』『長母趾伸筋』です。

特に『前脛骨筋』は臨床でも施術頻度の高い部位で、有名なツボのひとつ【足三里】の位置する筋肉です。

まずは各筋の停止腱を触察します。

その後、『長趾伸筋』と『第三腓骨筋』を触察・投影。

『長趾伸筋』は各趾への腱を丁寧に投影、『長趾伸筋』と『第三腓骨筋』の筋腹を区別することは難しいため、外側は足関節からは『第三腓骨筋』の筋腹をしっかり確認しながら腓骨頭へ向けて投影します。

続いて『前脛骨筋』です。

下腿前面のほとんどを覆う筋肉ですので、腓骨頭から二横指前方の部位を指標に外側を触察します。

内側は、最初に確認した停止腱の内側縁を脛骨の中央1/3、脛骨粗面の外側縁、脛骨の外側顆を指標にして投影します。

『長母趾伸筋』は『前脛骨筋』と『長趾伸筋』との間で皮下観察ができますので、境目を確認しながら投影します。

続いて外側面。

足根洞、踵骨前外側端を投影、『短母趾伸筋』『短趾伸筋』『長腓骨筋』『短腓骨筋』を投影。

『長腓骨筋』『短腓骨筋』は外果の後ろの腱をしっかり触察します。

両筋の前縁は『長趾伸筋・第三腓骨筋』と接しているので、境目をしっかり触察して投影します。

『長腓骨筋』の筋腹は近位で幅広く、腓骨中央から遠位にかけて細く紐状の腱になり、遠位では『短腓骨筋』の筋腹が『長腓骨筋』腱の前後に触察できる。

体表解剖

続いて内側および後面。

内果、脛骨後内側遠・内側顆、脛骨頭、ハムストリング停止部を投影。

下腿後面を覆う『腓腹筋』を触察・投影。

『腓腹筋』は内側頭と外側頭に分かれており、内側頭の方が外側頭に比べて長くて広い。

筋収縮を用いてスムーズに触察・投影ができました。

続いて、大腿骨外側上顆、腓骨頭後方、脛骨内側顆後下遠を投影、『ヒラメ筋』『膝窩筋』を触察。

『ヒラメ筋』は下腿後面を覆う大きな筋肉で、外側から見ると前後径の約半分、内側から見ると1/4の部位に位置します。

『膝窩筋』は触知が難しいため、起始・停止部へ想定線を投影。

最後は『長趾屈筋』『長母趾屈筋』『後脛骨筋』、脛骨神経を触察。

これらが皮下で触知できるのは、アキレス腱の内外側付近で、腱を確認しながら投影します。

これで二日目が終了しました。

体表解剖

総括

下腿は指の動きが絡むので、前腕のように難解になるのかと思いきや、慣れもあるのか、パートナーが筋肉質だったからか(笑)思ってた以上に順調に触察・投影できました。

足関節部分は細かかったですが、大きい筋肉が多いのも触察し易かった原因かもしれません。

今年はこれで最後。

来年3月のその③でコンプリートします。

次回のお題は後径部~背部~腰部、臀部と重要な部位の触察・投影が待ってます。

少し時間が空くのでできる限り予習して臨みたいと思います。

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