首・肩の症状について
首・肩の症状の原因には、筋肉の血行不良、頚椎の異常、肩関節・肩関節周囲に問題がある場合が挙げられます。
筋肉の血行不良の場合はこり感、ひどくなると局所の痛みや頭痛などを伴います。
頚椎に問題がある場合はこり感、痛みの他に腕などにシビレが起こることがあります。
肩関節の場合は動作制限、動作痛、夜間痛など痛みを伴うことが多くみられます。
頚部は重い頭部を直接支えている部位ですので、日常の姿勢などによって大きく症状が左右されます。
一方肩関節の問題は加齢(五十肩など)、オーバーユーズ、怪我などが起因していることが多く見受けられます。
症状
後頭部から肩甲骨にかけての筋肉のこり、張り感、痛みが起こり、頭痛や吐き気を伴うこともあります。
肩こりに関係する筋肉は色々ありますが、主に僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋などが原因筋と言われています。
五十肩とは
正式には『肩関節周囲炎』と言い、50代に多く発症することから俗に『五十肩』と呼ばれています。
狭義の五十肩は、関節包や滑液包の炎症をさしますが広義では肩関節の石灰沈着、腱板断裂、上腕二頭筋長頭炎、肩関節に付着する靱帯の炎症なども含まれることがあります。
原因
中年以降、特に50代に多く見られます。
加齢による肩関節を構成する骨、軟骨、靱帯、腱の老化により肩関節周囲に炎症が起こると考えられています。
関節包や滑液包に癒着が起こると動きが悪くなります。(拘縮・凍結肩)
症状
一般的には結髪動作(髪の毛を結う)、結帯動作(後ろで帯を結ぶ)が不可または痛みを伴います。
上着を着る動作の時に強い痛みを感じる方が多く見られます。
また、就寝時に痛み(夜間痛)があることも特徴です。
◇関連症状◇
症状
神経障害と血流障害に基づく腕の痛み、シビレ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じ、主に腕を上げる動作(電車のつり革を掴む、洗濯物を干す)で肩、腕、肩甲骨周囲に発症します。
また、ビリビリした感覚障害、握力の低下などの症状が起こることがあります。
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