首・肩の症状

首肩痛の女性
首・肩の症状

首・肩の症状の主な原因には、筋肉の血行不良、頚椎の異常、肩関節・肩関節周囲の筋肉などに問題がある場合が考えられます。

筋肉の血行不良の場合はこりを感じることが多く、こりがひどくなると局所の痛みや頭痛(緊張型頭痛)などを伴います。

頚椎に問題がある場合は、首肩のコリ感痛み、上肢(腕や指など)に感覚障害(痺れなど)が起こることがあります。

肩関節の場合は動作制限、動作痛、夜間痛など痛みを伴うことが多くみられます。

頚部は重い頭部を直接支えている部位ですので、日常の姿勢や体勢などによって大きく症状が左右されます。

一方肩関節の問題は加齢(五十肩など)、オーバーユーズ、怪我などが起因していることが多く見受けられます。

肩の症状

肩こり

肩こりの男性

一般的に肩こりは症状名の一つで病名ではありません。

そのほとんどは首の後ろから背中(肩甲骨の間)にかけて発症します。

鎖骨から上は解剖学的に頚部にあたり、『首こり』と言っても過言ではありません。

原因

首や背中の筋肉の緊張状態が続くような体勢での作業、姿勢不良、精神的なストレス、運動不足、なで肩、長時間の同一姿勢、ショルダーバッグ、冷房での冷えなどがあり、そのほとんどが血流の滞りによるものです

症状

後頭部から肩甲骨にかけての筋肉のこり、張り感、痛みが起こり、重症になると頭痛や吐き気を伴うこともあります。

肩こりに関係する筋肉は色々ありますが、主に僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋などが原因筋と言われています。

五十肩(肩関節周囲炎)

首の症状

首こり

肩こりの男性

首こりの多くは、首の後ろ側から肩甲骨、肩上部、肩甲骨の間に症状を感じます。

肩こり同様、鎖骨から上は解剖学的に頚部にあたり、首こりと肩こりの両方訴える方も少なくありません。

原因

デスクワークなどで長時間頭を前に倒した状態が続くと発症しやすくなります。

また、頭際の深部には眼の動きを抑える筋肉群があり、その部分の血流が悪くなると、眼精疲労、首痛、緊張型頭痛などを伴います。

症状

肩こり同様、後頭部から肩甲骨にかけての筋肉のこり、張り感、痛みが起こります。重症になると頭痛や吐き気を伴うこともあります。

主に僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、後頭下筋群などが原因筋と言われています。

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎ヘルニアの女性

頚椎椎間板ヘルニアとは、首の骨と骨の間にある椎間板が変性して飛び出している状態を言い、30~50代に多く見られます。

飛び出した椎間板が神経などを圧迫することでシビレ等の症状が起こります。

原因
  • 加齢・変性:椎間板が劣化し、中身(髄核)が飛び出す。
  • 生活習慣:長時間のスマホ・PC作業、悪い姿勢による負担。
  • 外傷・スポーツ:頚椎に負担がかかるスポーツ(ラグビーなど)。
  • 遺伝的要因:遺伝的体質が関与する可能性も指摘されている
症状
  • 歩行障害:重症化すると歩行が不安定になる(脊髄が圧迫される場合)。
  • 痛み・しびれ:首、肩、腕、指先などに痛みやしびれ(ピリピリ、ジンジン)。
  • 脱力・筋力低下:腕や手の握力低下、細かい作業が困難になる。

頚椎性神経根症

頚椎神経根症は、中年から高齢者に多く発症し、肩から腕へ痛みが生じ、腕や手指のシビレが起こることもあります。

痛みの程度は軽度から重度まで状態によって異なります。

うがいや上方を見るなど、頭を後に反らせると症状が強く出るのが特徴です。

原因
  • 椎間板ヘルニア(若年〜中年に多い)

  • 加齢による変形(頚椎症)

  • 姿勢不良(スマホ首・猫背)

  • 首肩の慢性的な筋緊張

  • 重い物を持つ・反復作業

  • 交通事故などの外傷

  • 椎間孔の狭窄

症状
  • 首から肩・腕に走る痛み

  • 肩〜腕・手指のしびれ

  • 首を後ろに倒すと悪化しやすい

  • 手の力が入りにくい

  • 肩甲骨周囲の鋭い痛み

  • 背中〜腕の張り・重だるさ

  • 首の可動域の制限

手根管症候群

手首の内側にある「手根管」という狭いトンネルで、正中神経が圧迫されることで起こる症状。
指のしびれや痛み、手の使いづらさが現れ、特に女性や手をよく使う人に多い疾患です。

原因
  • 手の使いすぎ(家事・パソコン・スマホ・細かい作業)

  • 手首の腫れや炎症(腱鞘炎から移行することも)

  • 更年期・妊娠・出産などのホルモン変動

  • 仕事やスポーツでの手首の酷使

  • 冷え・血行不良

  • 透析・糖尿病などの既往

症状
  • 親指~薬指のしびれ・ピリピリ感

  • 朝方の手のこわばり

  • 物を落としやすい(感覚低下・握力低下)

  • 親指の付け根の痛みや筋萎縮

  • 手を振ると少し楽になる「シェイクサイン」

  • 手首を曲げる姿勢で悪化しやすい(睡眠中・家事中)

関連症状

首・肩に関連する症状

胸郭出口症候群

腕の痺れ

胸郭出口症候群とは、腕、肩甲帯、胸の運動や感覚を支配する『腕神経叢』が絞めつけや圧迫を受けて血行障害、神経障害などが起こる病気です。

絞めつけや圧迫を受ける部位により斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群と呼ばれ、これらの総称を胸郭出口症候群と呼ぶ。

原因

①斜角筋症候群

前斜角筋と中斜角筋との間

②肋鎖骨症候群

鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙

③小胸筋症候群

小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走る腕神経叢と鎖骨下動脈を絞めつけ圧迫されることが原因。

症状

神経障害と血流障害に基づく腕の痛み、シビレ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じ、主に腕を上げる動作(電車のつり革を掴む、洗濯物を干す)で肩、腕、肩甲骨周囲に発症します。

また、ビリビリした感覚障害、握力の低下などの症状が起こることがあります。

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