相模原・町田で肩こり・腰痛・自律神経鍼灸・美容鍼なら

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消化器症状

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消化器症状について

消化器とは、口から肛門まで続く消化管、肝臓・胆嚢・膵臓など消化を助ける臓器を合わせた総称です。

鍼灸の適応になるのは主に胃・小腸・大腸などが上げられます。

東洋医学の考え方の臓器、肝・胆・脾に対する施術を行う事はありますが、必ずしも症状改善に直接関係するものではありません。

鍼灸でのアプローチ

① 自律神経の調整

ストレス・緊張で乱れた自律神経を整え、
胃腸が動きやすい「リラックス状態」へ導きます。
対象:機能性ディスペプシア(FD) / 過敏性腸症候群(IBS) / 逆流性食道炎(GERD) / 下痢 / 便秘 / 潰瘍性大腸炎(UC)の再燃予防


② 胃腸の動き( motility )を整える

動きすぎ → 下痢
動きが弱い → 便秘・胃もたれ
という状態を調整します。
対象:機能性ディスペプシア(FD )/ 過敏性腸症候群(IBS )/ 下痢 / 便秘


③ お腹のこわばり・血流の改善

腹部の緊張をゆるめ、胃腸の働きをサポート。
血流が良くなることで、消化吸収がスムーズになります。
対象:機能性ディスペプシア(FD) / 潰瘍 /逆流性食道炎 (GERD) / 下痢 / 便秘


④ ストレス過敏(脳腸相関)へのアプローチ

ストレスで悪化しやすい症状に対して、
心身の緊張が腸へ影響しにくい状態をつくります。
対象:機能性ディスペプシア(FD) / 過敏性腸症候群(IBS) / 下痢 / 潰瘍性大腸炎(UC)(ストレス悪化タイプ)


⑤ 冷えの改善

冷えは胃腸の働きを低下させ、便秘・下痢どちらも悪化させます。
お灸や鍼で温かさを高め、内臓が動きやすい環境に。
対象:下痢 / 便秘 /機能性ディスペプシア (FD )/過敏性腸症候群 (IBS)


⑥ 姿勢による負担の改善(特にGERD)

猫背や胸の圧迫は胃酸逆流を悪化させます。

背中・胸周りの緊張をゆるめて、逆流が起こりにくい姿勢づくりをサポート。
対象:逆流性食道炎(GERD)

腸の症状

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome, IBS)は、腸(大腸など)に明らかな炎症や器質的異常がないのに、長期間にわたって腹痛、下痢や便秘、便通異常、お腹の不快感などが繰り返される状態を指します。 
複数の型があり、症状の現れ方や便通の傾向で分類されることがあります。 

原因

IBS の原因は下記の要因が考えられています:

  • 消化管運動の異常:腸の蠕動(ぜんどう)運動が過剰または不十分になることで、下痢や便秘になりやすい。 

  • 知覚過敏(内臓過敏):腸が本来感じにくい刺激(ガス、食べ物、便など)に過敏に反応し、痛みや不快感を感じやすい。 

  • 脳–腸相関の乱れ:ストレスや心理状態が脳を通じて腸に影響し、腸の動き・感覚・分泌バランスを乱す。 

  • 心理社会的要因:不安、ストレス、生活リズムの乱れ、性格などが関与することが多い。 

  • 食事や生活習慣:刺激の強い食べ物、脂っこい食事、不規則な食習慣、睡眠不足、過度のアルコールなど。

症状
  • 腹痛、腹部の不快感・張り

  • 下痢、便秘、またはその両方を交互に繰り返す(混合型)

  • 排便後もスッキリしない、残便感

  • ガスがたまりやすい、お腹が張る、おならが多くなる

  • 排便リズムの乱れ、便意とトイレ間の往復が頻繁になる

  • 特にストレスや緊張、環境の変化(満員電車、会議、試験など)がきっかけで症状が出るなど、心理的な誘因が関与することも多い。 

潰瘍性大腸炎(UC)

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こり、びらんや潰瘍をつくる疾患です。
「再燃(悪化)」と「寛解(落ち着く)」を繰り返す慢性疾患で、原因は完全には解明されていません。

炎症性腸疾患(IBD)のひとつで、比較的若い世代に発症が多いのも特徴です。

原因

医学的には「自己免疫の異常」が関与していると考えられていますが、ひとつの原因で説明できるわけではありません。

  • 免疫機能の過剰反応(自己免疫性の炎症)

  • 腸内細菌バランスの乱れ

  • 遺伝的な要因

  • ストレス・生活リズムの乱れ

  • 食生活の偏り

症状はストレスで悪化することも多く、心身の負担がそのまま腸に反映されやすい疾患です。

症状
  • 何度も起こる下痢

  • 血便(粘血便)

  • 腹痛、腹部の不快感

  • 発熱

  • 強い疲労感

  • 排便後のスッキリ感のなさ

  • 悪化時には貧血を伴うことも

症状の有無は「寛解期」と「再燃期」で変動します。

原因

IBS の原因は下記の要因が考えられています:

  • 消化管運動の異常:腸の蠕動(ぜんどう)運動が過剰または不十分になることで、下痢や便秘になりやすい。 

  • 知覚過敏(内臓過敏):腸が本来感じにくい刺激(ガス、食べ物、便など)に過敏に反応し、痛みや不快感を感じやすい。 

  • 脳–腸相関の乱れ:ストレスや心理状態が脳を通じて腸に影響し、腸の動き・感覚・分泌バランスを乱す。 

  • 心理社会的要因:不安、ストレス、生活リズムの乱れ、性格などが関与することが多い。 

  • 食事や生活習慣:刺激の強い食べ物、脂っこい食事、不規則な食習慣、睡眠不足、過度のアルコールなど。

症状
  • 腹痛、腹部の不快感・張り

  • 下痢、便秘、またはその両方を交互に繰り返す(混合型)

  • 排便後もスッキリしない、残便感

  • ガスがたまりやすい、お腹が張る、おならが多くなる

  • 排便リズムの乱れ、便意とトイレ間の往復が頻繁になる

  • 特にストレスや緊張、環境の変化(満員電車、会議、試験など)がきっかけで症状が出るなど、心理的な誘因が関与することも多い。 

胃・食道の症状

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシア(functional dyspepsia, 以下 FD)は、胃や十二指腸に形の異常や傷が確認されないにもかかわらず、慢性的に胃の不快感や痛みなどの症状が続く状態を指します。 
かつて「胃下垂」「神経性胃炎」「胃酸過多」などとも呼ばれていたことがあります。 

特徴としては以下の3点がよく挙げられます:

  • 数か月以上にわたって症状が続く「慢性」のもの。 

  • 胃もたれ・胃痛・みぞおちの不快感・早期満腹感など「胃・上腹部」由来の症状。 

  • 胃カメラや画像検査などで、潰瘍・がん・炎症などの明らかな構造的異常が確認されない。 

原因

FD の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合うと考えられています。主なものは以下の通りです:

  • 消化管の運動異常:胃の動きが遅い、胃の広がり(拡張)が不十分、胃の収縮・弛緩の異常など。 

  • 知覚過敏(内臓過敏):本来あまり気にならない刺激(食べ物、ガス、胃酸など)に対して過敏に反応し、痛みや不快感を感じやすくなる。 

  • 脳–腸相関(brain–gut axis)の異常:脳と腸の間の情報伝達に乱れがあり、消化管の働きや知覚、ストレス反応に影響する。 

  • 心理社会的要因:ストレス、不安、うつ状態、性格特性(神経質傾向など)が関与すること。 

  • 感染や免疫反応:ヘリコバクター・ピロリ菌の感染歴、過去の胃腸炎などがきっかけになることもある。 

  • 遺伝的要因:体質として感受性が高い人もいる可能性が指摘されているが、単独で発症するわけではなく他の要因との複雑な相互作用と考えられている。 

症状
  • 食後の胃もたれ、みぞおちの重さや不快感
  • 胃痛、焼けるような感じ(胸やけ)

  • 食事をしてすぐ満腹になる、またすぐ苦しくなる(早期満腹感)

  • 腹部膨満感、げっぷ、吐き気、吐き気感

  • 胃が重い、重苦しい感じ

  • ときに、全身の不調やだるさ、不眠などを感じる人もいる 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜が炎症を起こし、深い傷(潰瘍)になった状態を指します。
胃酸による“消化”の働きが強くなりすぎ、粘膜が守りきれなくなって傷つくことで起こる病気です。

原因

主な原因は以下の通り:

  • ヘリコバクター・ピロリ菌の感染

  • 胃酸過多(ストレスや体質による)

  • 解熱鎮痛剤(NSAIDs)など薬の副作用

  • 乱れた食生活(暴飲暴食、脂っこい食事、アルコールなど)

  • ストレスによる胃粘膜防御力の低下

  • 喫煙習慣

ストレス状態が続くと、胃酸分泌の増加・粘膜血流の低下が起こり、潰瘍が悪化しやすくなります。

症状
  • みぞおちの痛み(空腹時・夜間に強くなることも)
  • 胃の灼熱感
  • 胃もたれ
  • 吐き気
  • 食欲低下
  • げっぷ・膨満感
  • 痛みが食後に軽くなるタイプ、逆に悪化するタイプがある

重症の場合、黒色便(タール便)など出血の兆候が出ることもあります。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸や胃内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす疾患です。
近年、食生活やストレス、姿勢の変化などもあり、罹患率が増えていると言われています。

原因

胃酸が上がりやすい環境が整うと発症しやすくなります。

  • 食道と胃の境目の筋肉(下部食道括約筋)のゆるみ

  • 胃酸の過剰分泌

  • 食後すぐ横になる習慣

  • 猫背・前かがみ姿勢

  • 過食・脂質の多い食事

  • 肥満・腹圧上昇

  • ストレスによる消化機能低下

逆流する刺激で食道粘膜が炎症を起こすと、胸の不快感が長期間続くようになります。

症状
  • 胸焼け

  • 酸っぱいものが上がってくる感じ

  • 喉の違和感(詰まる感じ、ムカムカ)

  • 咳が続く

  • げっぷが増える

  • 食後の胸部不快感

  • 寝ると悪化する

症状が慢性化すると咽頭炎や声枯れが続くこともあります。

原因

IBS の原因は下記の要因が考えられています:

  • 消化管運動の異常:腸の蠕動(ぜんどう)運動が過剰または不十分になることで、下痢や便秘になりやすい。 

  • 知覚過敏(内臓過敏):腸が本来感じにくい刺激(ガス、食べ物、便など)に過敏に反応し、痛みや不快感を感じやすい。 

  • 脳–腸相関の乱れ:ストレスや心理状態が脳を通じて腸に影響し、腸の動き・感覚・分泌バランスを乱す。 

  • 心理社会的要因:不安、ストレス、生活リズムの乱れ、性格などが関与することが多い。 

  • 食事や生活習慣:刺激の強い食べ物、脂っこい食事、不規則な食習慣、睡眠不足、過度のアルコールなど。

症状
  • 腹痛、腹部の不快感・張り

  • 下痢、便秘、またはその両方を交互に繰り返す(混合型)

  • 排便後もスッキリしない、残便感

  • ガスがたまりやすい、お腹が張る、おならが多くなる

  • 排便リズムの乱れ、便意とトイレ間の往復が頻繁になる

  • 特にストレスや緊張、環境の変化(満員電車、会議、試験など)がきっかけで症状が出るなど、心理的な誘因が関与することも多い。 

関連症状

消化器官に関連する症状

下痢

全身の痛みイラスト

下痢とは、便が水分を多く含み、軟便〜水様便となる状態が続くことを指します。
急性で数日のみの場合もあれば、数週間以上続く慢性下痢もあります。

大きく分けると、

  • 一時的な下痢(急性)

  • 体質・ストレス・疾患が関わる慢性下痢

があります。

原因

下痢は腸の「動きが速すぎる」場合や、「吸収がうまくいかない」場合に起こります。

主な原因は以下の通り:

  • 食あたり、ウイルス性胃腸炎

  • 冷え、暴飲暴食

  • 刺激物(脂っこい・辛い・アルコール)

  • 腸内環境の乱れ

  • 自律神経の乱れ

  • ストレス・緊張による過敏反応

  • 過敏性腸症候群(IBS・下痢型)

  • 薬の影響

  • 乳糖不耐症などの吸収障害

特に慢性的な下痢では、ストレス・自律神経・脳腸相関の影響が大きくみられます。

症状
  • 水様便・軟便

  • 便意の回数が増える

  • 食後すぐにトイレに行きたくなる

  • 腹痛やお腹のゴロゴロ感

  • ガスが多い

  • 体の冷え、倦怠感

  • 排便後にスッキリしない

ストレスがかかると悪化しやすく、外出時に不安を感じる方も多い症状です。

便秘

便秘は、便が硬くなる・排便回数が少なくなる・排出が難しい などの状態が続くことを指します。
「毎日出ない=便秘」というわけではなく、"スムーズに排出できていない" ことが便秘とされます。

原因

便秘は、大腸の動きが弱い・便が硬くなりすぎる・肛門付近の動きの問題・自律神経の乱れなど、さまざまな要因が絡んで起こります。

  • 食物繊維不足
  • 運動不足

  • 自律神経の乱れ

  • ストレス・緊張

  • 便意を我慢する習慣

  • 加齢による腸の動きの低下

  • 冷え性

  • 女性ホルモンの影響

  • 便秘型IBS

特に女性は、ホルモンの影響や体質から慢性化しやすい傾向があります。

症状
  • 何日も排便がない

  • 便が硬い、出にくい

  • 排便時に痛みがある

  • 残便感

  • お腹の張り、ガスがたまる

  • 食欲の低下、吐き気

  • 肌荒れ、気分の落ち込みにつながることも

便秘は腸だけの問題ではなく、全身の不調につながることが多い症状です。

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