循環器症状

循環器とは、心臓や血管（動脈・静脈・毛細血管）の総称で、血液やリンパ液などの体液を体内に循環させる器官です。

鍼灸では自律神経の調整を促すことで、動悸・浮腫み・めまい・血圧異常・不整脈などの症状緩和が期待出来ます。

① 自律神経の調整

心臓・血管・呼吸をコントロールする自律神経を整え、交感神経の過緊張を落ち着かせ、循環の安定を促します。

対象：心臓神経症／高血圧／低血圧／不整脈／虚血性めまい

② 血流・循環の改善

首肩・胸部・下肢などの緊張をゆるめ、血管の流れを整えて全身の循環をサポートします。

対象：高血圧／低血圧／循環器性むくみ／虚血性めまい／心臓神経症

③ 心臓まわりの負担軽減（胸部・背部の緊張を緩和）

胸骨周囲・背中の張りを和らげ、呼吸が深くなり心臓の働きの過敏さを抑えます。

対象：心臓神経症／不整脈／虚血性めまい

④ ストレス反応の軽減

ストレスによる心拍・血圧の変動を落ち着かせ、「ドキドキ」「ふわっと感」を起こしにくくします。

対象：心臓神経症／不整脈／高血圧／虚血性めまい

⑤ 冷えの改善による循環サポート

全身の血流が整うことで、低血圧のだるさや下肢のむくみを改善します。

対象：低血圧／循環器性むくみ／虚血性めまい

⑥ 呼吸の改善（浅い呼吸→胸が開く状態へ）

呼吸が深まることで、心拍の乱れや胸の不快感が軽減しやすくなります。

対象：心臓神経症／不整脈／虚血性めまい

検査では心臓に異常がないにも関わらず、動悸・胸部の不快感・息苦しさなどの症状が出る状態。
ストレス反応として自律神経が過敏になり、心臓の拍動を強く感じやすくなります。

• 強いストレス・不安・緊張

• 自律神経の乱れ（交感神経が過剰に働く）

• 呼吸が浅くなる生活習慣

• 姿勢不良（猫背で胸が圧迫される）

• 過労・睡眠不足

• 動悸・息切れ

• 胸の圧迫感・チクチクする痛み

• 息苦しさ、深呼吸しづらい

• めまい・ふらつき

• 不安感・パニック感

• 自律神経症状（手足のしびれ、冷え、発汗など）

心臓のリズムが乱れ、拍動が速くなったり遅くなったり、
不規則に感じられる状態。
ストレスや自律神経の影響を強く受けるタイプの不整脈も多く、
検査で大きな異常がない場合でも症状が強く出ることがあります。

• ストレス・自律神経の乱れ

• 過労・睡眠不足

• カフェイン・アルコールの過剰摂取

• 電解質バランスの乱れ（脱水など）

• 貧血

• 心疾患や甲状腺の影響

• ドキッとする動悸

• 一瞬「止まる」「飛ぶ」ような鼓動

• 息苦しさ

• めまい・ふらつき

• 胸部の不快感

• 疲れやすさ・不安感

血管が常に強い圧力を受けている状態。
ストレスや血管の緊張、生活習慣の乱れが関係し、
肩こり・頭痛などの不調の原因にもなります。

• ストレス・自律神経の緊張

• 塩分過多・肥満・運動不足

• アルコール、喫煙

• 年齢による血管の硬さ

• 遺伝要素

※初期は自覚が出にくい

• 頭痛・肩こり

• めまい・耳鳴り

• 動悸

• 顔のほてり

• 目の奥の重さ・チカチカ感

• だるさ・疲れやすさ

血圧が慢性的に低く、全身に十分な血流が行きにくい状態。
特に朝のだるさや立ちくらみが起こりやすく、
自律神経の弱さや冷えが関係します。